つまりはさ

うーん、PCではなくケータイが情報端末のトレンドになってくる、と前から言っていたことなんだけど、どうも最近はそれが(私の勝手な思いこみの)予測ではなくて、既に現実となっているみたいだ。というのはケータイを使ったコマースのセミナーがあって、今日は今日でWBSでコマースの特集が組まれていた。

ケータイだと商品情報は少ないし、一覧で選ぶことも出来ない。けれど、携帯性の強みでタイムバーゲンやコンシューマー別のセグメンテーション販売が出来る、ということでプッシュ式のセールスが出来る、ということらしい。

でも一番驚いたのが、着うたフルなどを使っている場所が自宅が一番多い、というのが意外。電池の持ちを気にしないで持ち歩けるというのがその理由らしい。

その電池の話だけど、ドコモのR&D CM「夢工場」ワイヤレス充電のCF(http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ad/tvcm/060710_01.html)があった。

まぁ、電話機の子機なんかは電磁誘導で充電できるのだから、特に目新しい技術でもないのだろうけど、CFの中でエスカレータを下っているときに、ベルト部分で充電できるなと、利用シーンが面白い。

ちょっと話はそれるけど、この電磁誘導っていいかも。PCとか使っていて、LANは無線化されてかなり便利になって来てオフィスのレイアウトもLAN配線を気にしなくてよくなった。でも電源コードはねぇ、と頭を悩ませていたけれど、基本をノートPCにしてしまって、電磁誘導が入ったデスクで仕事をすれば、さほど電源のことを気にしなくてもいいのでは。

閑話休題。ケータイだけど、SkypeもSMSを送れる機能がついた。技術はさほどでもないのだろうけど、PCとケータイの融合というか、閾値が低くなって、相手がケータイでもPCでも、プレゼンスを気にすることなく使えるようになって来た。

おー、と言うだけでは話が面白くないので、一言。

「でもさ、そうなると何で会社に行くんだろう?」と思うようになって来た。相手のプレゼンスを気にしないように、デバイスが進化していくなかで、いつがプライベートでいつがビジネスアワーなのかわかんなくならない。(「ケータイの充電が切れて」とか「飛行機で移動中で」とかいう言い訳も効かなく(聞かなく?)なっているし。)

いつでも何処でも繋がるというのは夢ではあるけど、生活が変わってしまうな。