ビデオサーバ完成!(続き)
今、ビデオサーバから擬似ストリーミングしながら、この日記を書いている。ビデオサーバの考察を少し書いておこうと思い、この投稿。
友人のPSPの時のエントリーにも「この(PSPの)先に、600Gのハードディスクがあるのと同じだもんな」、と書いたが、MacにもWindowsのHDDがついたのと同じこととなった。これはMacの価格破壊ともいえよう。何かとMacの周辺機器はwindowsよりも高く、これならば少し安上がりで色々な環境を構築できる。(勿論MacはMacで使い安いので使い続けるけれど)
これを敷衍して考えてみると、100ドルPCが発売されたが、これもシンクライアントシステムの最たるものだろう。しかも、この100ドルPCをgoogleが応援するということになっているので、100ドルPCのOSにgoogleが対応できれば、windowsOSの機能と十分に張り合える。
ついでに、googleがvideo on demandのサービスを開始したが、100ドルPCにも対応ができれば、それこそコンテンツが100ドルPCのなかに入っていると同じこととなる。また、開発途上国にPCの買い換えが可能とも思えない。
とすると、デジタルデバイドのボトルネックはPCの機能ではなく、インフラということなる。しかし、日本のような狭い国土でない開発途上国も数多くある。
kkさんがモンゴル出張の際に、まるで夢物語のように語っていた、現代版の光回線のシルクロードをひくということも満更、馬鹿話ではなくなってきていると思う。サーバの所在はどこにあっても良いが、そこへのアクセスの確保はそれこそ今後の重要な課題となってくるだろう。19世紀に鉄道がその覇権の象徴だったように、情報インフラの確保が今後の国際的な問題となってくるだろう。
と考えると、WSISで語られていた「ドメインを何処が管理するか(=どのように取り締まるか)」、が国際問題の中心となるのも頷ける。
さて100ドルPCの話に戻ると、先進国では販売がなされないらしいが、今販売方法(購入方法?)にひとつアイディアがあるという。それは、先進国で200ドルで100ドルパソコンを販売し、その売り上げの100ドルで開発途上国に100ドルパソコンを配る、という手段だ。
こんな素晴らしい計画ならば、喜んで200ドルで、100ドルパソコンを購入したい。