ハウルの動く城

年末のあわただしい時だったが、借りて見てみた。ハウル=キムタク、ソフィー=倍賞千恵子、荒れ地の魔女=美輪明宏、と少しベタな人気を狙った作品かな、と思いつつ見始めた。

たしかに、ジェットコースタームービーで次々と場面とストーリーが展開していく。しかし、最後も無理無理ハッピーエンドにしようとしてストーリーに無理がある気も。

例えば火の悪魔カルシュファーにハウルの心臓がある、と知った荒れ地の魔女がカルシュファーを手に入れようとして、火だるまになっているシーン。ヒロイン ソフィーが水を自らぶっかけてカルシュファーが危うく死にそうになって、自業自得にも関わらずソフィーが悩むというのが腑に落ちない。こんな???が多いストーリー。

でもまぁ、宮崎アニメだけあってよくまとまってはいると思うし、ストーリーを考えずに追いかけている分には飽きさせず楽しめる。(でもストーリーが???だけに、ソフィーのハウルを思う一途な思いと、ハウルのソフィーの思う心だけは変わらないというのを強調する仕組みか?)

必見とはいわないが、見て楽しめる映画。