今や昔

ボーナス商戦が待ちのにぎわいの中心になっている今日この頃、「今年は何を買おうか」とか思っていたところに、友人がPSPロケーションフリーTVのベースステーションを購入。自宅にロケーションフリーテレビベースステーションを置いておけば、無線LANのつかえるところならば、何処でもTVが見られるという仕組み。(http://www.sony.jp/products/Consumer/locationfree/LF-PK1/index.html

TVが仏壇の代わりとして家の中心で布がかけられていた三種の神器から、リビングの一員、食事の前にぎりぎりまでTVの前に粘ったあの頃、リモコン、ザッピング、おばあちゃんの部屋に一台、子供部屋に一台、ビデオで裏番組を録画とそれぞれに変わりながらも、それはTV中心の生活があった。

(個人的には、TVの変化で一番驚いたのは、食卓にTVが登場したことだった。食事をしながらTVを見るなんて絶対に許されなかったのに、上京して実家に帰ってみたら、見事食卓のある部屋にTVがあったことだった。)

旅行先で「えーこの旅館、チャンネルが3つしかないよ」とか、修学旅行先で「ビデオにとってくるのを忘れた」とか、年末兄弟で、ドラえもん祭りを見るかレコ大を見るかで、親に叱られたというのもいい思い出。東京での一人暮らしの夢の中心は、親からの独立=TVを見放題であった。

それも今や昔、TVはすでに生活の中心ではなく、暇つぶしの周辺へと追いやられてしまった。放送と通信の融合とか言っているけれど、すでに時代遅れの感も。今もTVを見てるよりも、メールチェックしたり、blogを書いたりしている時間の方が長いもの。