しかし、オバマは救世主ではない

今の不況下で色々とうまくいかず、景気回復にオバマ大統領に期待するのは仕方ないことだ。日本の“グダクダ”している政治状況をみても、隣の芝生は青いではないが、米国の新大統領がうらやましく思えるのも仕方ない。

けれど、これだけ期待が大きいと、彼の失策は普通の大統領の失策以上のインパクトを与える懸念がある。還って余り期待されていない小沢代表が総理大臣になるくらいが丁度良いのかもしれない。彼ならば「悪顔」をしているので、何か悪巧みをしているのではないか、と警戒心もあり、大胆なことを打ち出しても「100%バンザイ」、ということはないだろう。

イタリアのジョルナーレ紙ではオバマ氏を「彼はただの大統領だ。救世主ではない」と評したそうだ。オバマに期待するのは分かるが、これくらいに斜に構えてないと、失策したときの反動が怖い。