八昌本番

さてさて、待ちに待った八昌だが、店に着いたら、既に9時、何時間うろうろしていたのだろう。

まずは定番の「何か飲む?」と切り出され、とりあえず焼酎のシークアーサー割を注文。暫くスジを食べるか迷ったが、やっぱりソバダブルの肉玉イカ天と決めていたので、お腹に入らなくなっては、と我慢。

隣のお客と感じの良い店長さんの会話に耳を傾けていたら、どうも薬研堀とかでよく遊んでいたようで生粋の広島人のようだった。しかも、テーブル客もカウンター客の半分位も広島人で埋まっていて、どうも東京にありながら、広島人が集まる店のようだ。

さて、肝心のお好み焼きだが、ソースはおたふく、ソバは生麺をゆであげる正当派。しかも生地と野菜とお肉をじっくり焼く私好み。そして何が好感を持てるか、と言えばソバダブルを二つに分けて焼いたところ。ソバがパリッと仕上がる。うーん丁寧な感じ。

味はといえば、どちらかといえばあっさり系。ニューウェーブ系といった方がイメージには合う。下北にあるようなエセお好み焼きという意味ではなく、正当なお好み焼きなのに、味があっさりとしているので、そう表現。その上、二黄卵のどろっとした感じがまた面白い。

田舎者の私の好み的には、もう少し泥臭い方が良いけど、東京人を連れて行って正当なお好み焼きを食べさせるにはぴったり。

やっぱり広島人は見破られるのか、会計の時に「広島の人」と言われてしまった。注文以外一言もしゃべっていないのに。う〜ん。

店長さんの若いのに細やかな気配りには好感度高し。

  • 営業時間:17:00〜23:00(日、祝日は22:00ラストオーダー)
  • 定休日:月曜日
  • 最寄り駅:小田急線経堂駅南口より徒歩2分