黄金比
Macばかりの話が続き恐縮だが、MacPeopleによると、MacBookが出たおかげで、すべてのMac製品が、CinemaDisplayを含み、16:10のスクリーンを持つことになったそうだ。
iBookとPowerBook12inchが4:3の最後の牙城だったのが、崩れ去ったということだ。
「黄金比は、長方形の縦横比として、人間が最も美しいと感じる比率とされている」(『MacPeople』2006.07号 p140)とあるが、どうにもこの比率に馴染めない。何故だろうと考えてみると、この比率はノートブックや本に近いのではなく、筆箱に近いと感じてしまうのだろう。
長年学校に通っていた身としては、ノートブックや本を持ち運ぶことになじみ、あくまでも筆箱なんかは付属品だった。PowerBookと名付けていたものはやはり本の代替物だった。
しかし、これがMacBookとなり、比率が筆箱に変わってしまったことによるとまどいだと思う。
長年の習性とは怖いものである。