トリプルX ネクスト・レベル

なんかスカッとしたくて、アクション映画を見た。「トリプルX 」のパート1はid:lunch_lunchさんに借りてみて面白かったので、「トリプルX ネクスト・レベル」をチョイス。

主役が、ヴィン・ディーゼルからアイス・キューブへと変わったので、ちょっと不安だったが、とても面白かった。バットマンのように、主役の役者が変わったのではなく、主役自体の役所毎変わったので、変な違和感なく鑑賞できた。

特典映像のリー・タマホリ監督のインタビューが面白かった。映画を芸術として捉えるのではなく、しきりに「スケジュールを守ることが大事。一日延長するのに、何万ドルとかかる。延長するには、それなりの理由、天候不順、役者の病気や怪我がいる」と淡々と述べているのが好感を持てた。

こっちの気分も変な感動よりも休み前の「スカッとした気分」を味わいたかったので、その気持ちに合うというか、マーケットリサーチ通りの(作品ではなく)商品を提供するというリー・タマホリ監督の職人気質が気に入った。

そして何より驚いたのが、最終シーンCGを予稿の段階で簡単なCGで作り込んでから、最終版の精密なCGへと落とす、というところだ。手書きから最終CGではなく、手書きから、簡単なCG、そして最終CGへと落とす、というCGが既に簡単に作れるようになったことに、隔世の感があった。