PSPとDS

さて、このPSPとDSにはどんな共通点があると思われるだろうか。当然第一に考えつくのは携帯ゲーム機、ということがあげられるだろう。しかし、このニュースを聞いたら、さてPSPとDSって何に使うものだっけ、と考え込んでしまうだろう。

任天堂、DSに相次ぎ新機能・地上デジタル放送受信可能に」(http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060215AT1D150AA15022006.html)より。

この日記の先日のエントリーでPSPがネット経由でテレビが見られることを紹介したが、今度はNINTENDO DSもテレビ視聴が可能となるのだ。「NINTENDOお前もか」といった感じである。

ここで注目したいのが、DSは地デジ-ワンセグで、PSPはネット経由という、その媒介物の違いだ。この差は何を意味するのだろうか。

TOKYOという土地を限定するならば、地デジ-ワンセグが当然有利だろう。しかし、少し視野を広げてみると、マドリッドでは、DSは力量を発揮しない。PSPが断然有利となる。いうなれば、地域限定の広範囲受像か、世界規模のスポット受像か、の選択となるだろう。

おそらく、日本では当面は地デジ-ワンセグを選択したDSとなるだろう勝ち組となるだろうが、その潜在能力を考えるとPSPが断然価値があると考える。前にも書いたが、PSPは自宅に貯まりまくっているHDDプレーヤのコンテンツをそれこそ自由自在に、いつでも閲覧できる。一方DSはリアルタイムのものしか閲覧出来ない。サッカーや野球のファンならば、DSの方が視聴エリアが広ので、それこそどこの公園でも視聴できるDSを選ぶことになるだろうが、一般の番組を見るときは、好きな番組が見られないDSでは結局携帯性を十分に行かせないことだろう。

それに加えて、サッカーファンでもワールドワイドになっており、私の知り合いはスペインリーグしか見ない、と言っている。スペインリーグは地デジでは見られないが、CSやケーブルテレビでは十分に放映している。それこそロングテールのコンテンツを拾えるのは、DSではなく、PSPなのだ。DSはやはり一昔前のビジネスモデルでしかないのだ。

PSP万歳。(←と友人にPSPを勧めたので、一応フォローの日記でした)