美女缶

PCのHDDに貯まっていた、「美女缶」(「世にも奇妙な物語05 春の特別編」version)を見た。意外な結末で面白かったが、少し物足りなさも。

と思っていたら、実はあれには原作があり、且つ映画化もされていたらしい。今回見たのはその妻夫木聡版のリメイクだったようだ。

「恋人にフラれ傷心する健太郎は、ブサイクな隣人の部屋から毎朝美女が出てくることに疑問を持つ。やがて彼は謎の缶詰“美女缶”の存在を知り、思わずそれを盗んでしまう。」ストーリー。

しかも「その美女缶には、彼女の生い立ちなどの設定DVD付き。そのDVDを見て、美女缶の彼女と恋愛を始めましょう」という設定。

まぁSFといえばSFだけど、ふと考えると現実の生活でもそんなものだな、と思う。どんなに好きな人が出来たとしても、その彼女の生い立ちなんかは、所詮彼女からしか聴いたことのない話。人生そのものにずっと立ち会ってたわけでなく、美女缶で生まれるか、街角で出会うか、の差でしかない。そこからの恋愛なんて、全く一緒だよな、ということを気づいてしまった。

ちょっと怖い。「もしかしたら、彼女は美女缶から生まれ、そして品質保持期限もあと少し。。。」