物欲

このところ、PowerBookのHDDは壊れるは、ビデオのチューナーは壊れるは、テレビはゴーストが乗るはで、買い換えなくてはならないものが多い。流石にPowerBookは上記のように早々に修理にかけたが、テレビとビデオは自分にとって優先順位が低くハードディスクレコーダーなぞも秋葉で物色してみたが、どうも食指が動かない。

先日、年々可処分時間の余裕が飽和状態に近づき皆睡眠時間を削って5時間程度しか寝ない人がざらになっているという話を聞いた。

私にとってはあり得ない話。睡眠時間が減らされるくらいなら、テレビを見ない方がよっぽどマシ。だからハードディスクレコーダーに食指が本能的に動かなかったのが一つの理由だろう。

もう一つの理由は、物欲の形態が変容していったことにある気がする。それは情報消費型の欲望とも言えよう。快楽の頂点は実際の物を手に入れた時点ではなく、その過程に移ってきた。価格ドットコムで価格を調べて、メーカー頁を開いてスペックを調べている最中がもっとも楽しく、購入を心で決めた時点で快楽終わってしまう。情報を消費している時間が最も楽しい。

そんな中半日も秋葉にいた理由は、windowsパソコンを購入を考えていたからだ。windowsパソコンでTVの市長や録画、またDRM対応のWMPビデオとして使えればいいかな、と考えたからだ。(恐らくは殆どTV録画もしないと思うが。)

Macは高スペックのものを購入と決めているので、貯金との兼ね合いで、購入そのものは迷うが、スペック自体にはあまり迷わない。(もちろんそれは可搬性も含まれるのでG5の最上位モデルが最適とは言えないし、現時点の所有物からのスペックアップの率も重要)

しかし、windowsパソコンはそれこそ千差万別あり、よくわからない。それにwindowsにはお金をかけたくない。すると予算は最低、しかし上記ビデオ程度の情報入手は出来るマシンというものを選択するとなると、かなりの情報消費が可能、ということがわかった。恐らくは新規規格の販売が私の情報収集能力を上回るだろうから、一生windowsパソコンは買わないかも知れない。しかし、情報消費をするのには最適なモノなので、暫くはこのwindowsパソコンの情報で遊ぶとしよう。