いやー面白かった。

id:mshoujiさん主催の勉強会に参加させてもらったのですが、面白かった。何が面白かったって、やはり「人材を含めて、政策系のマーケティングを考えなくてはいけない」、というところが面白かった。

(あくまで財政面のことだけに絞ると)今日の議論は「そこには教員の人材構成その他の問題が残ってはいるものの、大学の政策学部を持つところが政策のシンクタンクを兼ねるのが、適している。つまりは、学費のあがりで教員/研究者は食べて、(誤解を恐れずに言うと)その余力でシンクタンク活動をする。でなければ、現状の日本社会全体をみて財政的に自己回転できるのは、難しいのではないか。けれど、学生のその後のマーケットを考えて、大学はメニューを揃えたり、もっと言えばそれ自体のマーケット開発をしなければ、学生も集まらないだろう」とうことだった。

かくゆう私も「政策提言は食べられる」とか、「政策提言シンクタンク」はこれからトレンドになる、とか漠然と思っていた。社会的ニーズは感じていたので、それがあればなんとかいけるのではないか、と呑気に構えていたが、社会的ニーズと財政基盤は別次元で考えなければならない、と気づかされた。甘かった。マーケティングも必要です。

まぁ言うなれば、おもちゃ屋の前で駄々をこねている子供とそれをたしなめている大人に挟まれているおもちゃ屋の商売にも似てるかな。財布のない子供(だけどおもちゃは欲しい)と財布がある大人(でもおもちゃは要らない)というなかで、おもちゃ屋は「教育的にすぐれて、お子さんの創造性を高め……」、と様々なトークをして大人を落とさなくてはならないし、(概して大人には受け入れられない)魅力的なおもちゃも仕入れないといけないし。。。。